2023年9月9日(土)『NPO活動を豊かにするための事業評価入門&評価の指標づくりセミナー』を開催しました。
会場とオンラインのハイブリッドで、事業評価の基礎的な話と、成果を図るための指標づくりについて講義&グループワーク形式で行いました。
開催後のアンケートの回答抜粋
「「指標をつくる」という具体的な部分に触れられたので、よりイメージできました。」
「評価に携わる人たち同士のつながりの重要性はとても感じているので、今後も学ばせてもらえたら」
「今携わっている活動は、目標はあれど評価をする機会がありません。それなりの臨床データはあるものの、それを見える化したり、現場にフィードバックをする機会がありません。評価をすることで、現場の肌感覚で感じている状況を数字をもって評価できれば、現地で活動するスタッフのモチベーションにもつながるのかな、と思いました」
NPOの現場で活動するかた、運営に関わるかた問わず、「評価」という言葉への先入観や苦手意識がまだまだありますが、誰かにされるものではなく、自分たちでするものとして評価に触れてみると、普段の活動を別の視点から見ることができて案外面白いと感じてもらえたようです。
「指標」は思いつきや他の事例から引っ張ってきて設定するものではなく、自分たちの活動の目的や手段、対象など、さまざまな要素を見渡しながら言語化し、さらに測定可能なものにつくりあげていきます。活動の価値を測るモノサシも自分たちで考えるのが、評価を導入する醍醐味です!
今後もセミナーやいろいろな形で、NPOの事業評価の意義と実践の方法を伝えていきますので、NECOゼミのサイト、facebookをチェックしてくださいね!
【概要】
『NPO活動を豊かにするための事業評価入門&評価の指標づくりセミナー』
日時:2023年9月9日(土)13:30〜16:30
会場:福島県郡山市富久山町久保田字下河原191-1 福島コトひらく(NPO法人コースター運営)
講師:
石本 貴之(いしもと たかゆき)
特定非営利活動法人 まぢラボ 研究員/ワークショップデザイナー/一般社団法人全国コミュニティ財団協会 事務局長
グループワークファシリテーター:
松村 幸裕子(まつむら さゆこ)共奏学舎 主宰/公益財団法人京都市ユースサービス協会 理事
高橋 義博(たかはし よしひろ)府中市市民活動センタープラッツ ボランティアコーディネーター/Tripod(トライポッド) 代表
岩崎 大樹(いわさき たいき)一般社団法人オープンデータラボ 代表理事
後援:
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター
◆主催者(NECOゼミメンバー)紹介
石本 貴之(いしもと たかゆき)
特定非営利活動法人まぢラボ 代表理事/一般社団法人全国コミュニティ財団協会 事務局長
燕三条から全国各地にお邪魔して、「地域の資金循環」と「しらべる・はなしあう」をお手伝い。休眠預金の資金分配団体と実行団体の双方の立場から「評価」に携わっています。日本評価学会「認定評価士」。総務省「地域力創造アドバイザー」。
岩崎 大樹(いわさき たいき)
一般社団法人オープンデータラボ 代表理事
1976年福島県郡山市生まれ。 「評価」の理解と活用が進めば、団体や運営者の悩みを減らし、もっとNPOの社会的成果を増やせるはず、との思いで自分も修行&試行錯誤中です。
高橋 義博(たかはし よしひろ)
府中市市民活動センタープラッツ/Tripod(トライポッド) 代表 /東京ボランティア・市民活動センター運営委員(2019-) /認特)日本ボンティアコーデネーター協会運営委員(2019-)
大手複写機メーカーの評価部門で12年間従事していた経験から、事業評価コーディネーター養成講座に参加した。環境系、障害当事者団体などの伴走経験あり。その他、NPOのPR映像などの支援を通しセオリー評価に結び付けるなどして、評価マインドを醸成する活動もしている。 合言葉は「ヲタクが世界を救う」。座右の銘は「よくみのほどをしれ」。子どもたちやその先の世代に、なにが残せるのかを夢見る2児の父。
松村 幸裕子(まつむら さゆこ)
共奏学舎 主宰/有限会社ひかり 取締役/(公財)京都市ユースサービス協会 理事/(一社)若者協同実践全国フォーラム 理事
高校生時代からボランティア・市民活動にハマり、同世代の仲間といろんな活動に参加・参画。団体の立ち上げも複数経験。2011年より大阪府箕面市にてまちづくり事業型NPOで働いた経験の中で、自分たち